トラックレース

田中希実選手(豊田自動食器TC)が出場するベオグラード2022世界室内陸上競技選手権について調べた

ベオグラード2022世界室内での活躍が期待されつ田中希実選手

はじめに
 3月18日(金)~20日(日)にセルビア・ベオグラード(時差+8時間)で開催される2022世界室内選手権に田中希実選手が出場します。その活躍がとても楽しみなので、あれこれ調べました

タイムテーブル
 田中選手は、1500mに出場します。1500mは、3月18日(金)の日本時間20時20分に予選が開催され、3月20日(日)の日本時間午前4時35分に決勝が開催されます。
タイムテーブルhttps://www.worldathletics.org/competitions/world-athletics-indoor-championships/belgrade22/timetable

エントリーリスト
 女子1500mには、22名の選手がエントリーしています。そのうち、13選手が東京五輪に出場していました。
東京五輪の決勝で、田中選手は8位でした。決勝で、田中選手より上位になった選手で世界室内選手権にエントリーしている選手は、オーストラリアのL.ホール選手とウガンダのW.ナニョンド選手です。
準決勝で、田中選手は5位でした。準決勝で、田中選手より上位になった選手で世界室内選手権にエントリーしている選手は、オーストラリアのJ.ハル選手です。

屋外1500mのPBで比較すると、田中選手は6番目です。
G.ツェガエ(エチオピア)    3:54.01
E.ピュリエ(アメリカ)     3:58.03
J.ハル (オーストラリア)  3:58.81
L.ホール(オーストラリア)  3:59.01
A.エンバヤ(エチオピア)   3:59.02
田中希実           3:59.19

ツェガエ選手は、室内1500mの世界記録(3:53.09)保持者であり、別格としても、田中選手が十分メダルを狙える位置にいることが分かります。


https://www.worldathletics.org/competitions/world-athletics-indoor-championships/belgrade22/news/press-releases/final-entry-lists-world-athletics-indoor-championships-belgrade-22

室内1500m日本記録
 室内1500mの日本記録です。
4:19.61 市川良子(JAL・AC) 93/03/06 横浜国際室内
この記録は、予選で更新されるのではないでしょうか。そうなれば、田中選手は、1000m、1500m、3000m、に次ぐ4種目での日本記録保持者になります。


視聴方法
 世界室内選手権は、YouTubeとFacebookでのライブ配信されます。しかし、日本では見ることができません。TBSが放映権を取得しているからです。テレビ放送は、3月27日(日)深夜1時28分~3時28分 地上波TBS(関東ローカル)です。
ライブ配信が見られない場合は、世界陸連の「The Inside Track//LIVE」で結果を追いかけるしかありません。無料登録してログインすると、ライブリーダーボード、詳細な結果、レーススプリット、その他のリアルタイムアップデートなど、多くのデータにアクセスできます。

予選について
 世界室内の統計ハンドブックを見ると、予選は2組か3組で行われています。
2組の場合は、各組上位3名とそれ以外の最もよいタイムを持つ3名が決勝に進出するというシステムです。
3組の場合は、各組上位2名とそれ以外の最もよいタイムを持つ3名が決勝に進出するというシステムです。

タイム
 世界室内の統計ハンドブックから予選突破に求められるタイムは、4分10秒前後で、メダル獲得には4分5秒前後のタイムが必要であることが分かります。

https://www.worldathletics.org/download/download?filename=a5546736-ef0a-4585-b169-949803933aed.pdf&urlSlug=statistics-handbook-world-athletics-indoor

最後に
 田中希実選手はメダルを狙える位置にいます。この種目で、日本人初の快挙を成し遂げて欲しいです。